こころのプラネット

間違った生き方や考え方が自分を苦しめていた・・・ 不安障害で苦しんだ当事者が出会ったこころの真実。森田療法を中心に、マインドフルネス・仏教心理学などを通して 苦しみの本質に気づき、とらわれのないこころのあり方さぐります。

「 心理療法 」 一覧

なりきる

2022/02/16   -心理療法

《「なりきる」ということ》 先回、「心ここにあらず」というテーマで、心のすき間がネガティブな思考や不快な感情を育ててしまう話をしました。 そして、そうしたことを防ぐには、心のすき間を出来るだけ減らすこ …

心ここにあらず

2022/02/16   -心理療法

《心ここにあらず》 若いころ、私は人に「白昼夢を見ているみたい」といわれたことがあります。 その時は何を言っているのかよく分かりませんでしたが、多分、対人恐怖の悩みが頭を去らず、日常のことをとりあえず …

森田正馬と坂口安吾

《坂口安吾の思想》 ” 生きよ堕ちよ、その正当な手順の外に、真に人間を救い得る便利な近道がありうるだろうか ” (坂口安吾「堕落論」) 本質を見通すまなざし 最近、森田の著作を読み返してい …

純な心

純な心 人間本来の自然な心 先回、森田療法のキーワードともいうべき「あるがまま」についてお話しました。今回はそれによく似た意味で、森田がよく使う「純な心」をとり上げたいと思います。 「あるがまま」とい …

私のあるがまま

《誤解されやすい「あるがまま」》 森田療法を学ぶ人にとって、一番の関門は「あるがまま」という言葉をどう理解するかです。 「あるがまま」は一見シンプルで分かったような錯覚に陥りますが、実は奥が深くしかも …

あるがまま再考

「あるがまま」の本来の意味 新型コロナ禍の中、これからの時代をどう生きていくべきか、という文章を時々読むことがあります。 そんな時、どんな状況にあっても色あせないのが「あるがまま」という生き方だという …

ふと浮かんでくるネガティブな思い

思い出したくない、考えたくないのに心に浮かぶ ふと浮かんでくるネガティブな記憶・思い 前回、「マインドワンダリング」の話をしました。思い出そう・考えようとしなくてもふと浮かんできてしまう記憶や思考のこ …

気づき・洞察の脳科学

2021/02/05   -心理療法

デフォルト・モード・ネットワーク ぼんやりしている時に活性化 最近、「デフォルト・モード・ネットワーク」という言葉が盛んに言われるようになりました。 最新の脳科学の研究によると、人間の脳は、勉強や仕事 …

さ迷えるこころ~マインドワンダリング~

  ふと浮かぶ記憶・思い 思い出そう・考えようとしていないのに心に浮かぶ 何かを「思い出そう」とか「考えよう」としていないにもかかわらず、とりとめのない記憶や思い(思考)がふと頭に浮かんでき …

「諦める」の本当の意味

「諦める」の本当の意味 先回、「こころの断捨離」の中で、「諦(あきら)める」というお話をしました。 「諦める」とはふつうネガティブな意味に使われていて、悔いや心残りはあるが仕方なく放棄するという意味で …

プロフィール

プロフィール

石井 勝
大学卒業後、放送局にて制作・報道などに
従事。その後独立。
思春期より不安障害に悩む。自助グループ
で活動するかたわら心理学を学び
臨床心理士・公認心理師の資格取得。
名古屋市在住。2015年より北アルプスの麓
長野県安曇野市で300坪の畑を借り
都会と田舎の二拠点生活を始める。
家族は妻・子ども3人。
趣味は野菜づくり・読書・世界辺境旅行等

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